たった5日間しか咲かない幻の花!マレーシアで世界最大の花ラフレシアに会いに行ってみた♪
「ラフレシア」という花をご存知でしょうか?1990年に大阪で花と緑の万博が行われたときに、本物が展示されて日本でも話題になった花です。広がった花びらの直径が1mに達するものもあることから「世界最大の花」として知られています。花が咲くまでに1年以上かかるのに対し、花が咲いたらたった5日ほどでしぼんで枯れてしまうという儚いラフレシア。見るのはとても難しく“幻の花”とも言われているのですが、偶然立ち寄ったマレーシアの避暑地、キャメロンハイランドという街で「今なら見られるよ!」と、まさかの朗報が!ということで、世界最大の花ラフレシアに会いに行ってきました♪
ラフレシアはどういうところに咲いている?
ラフレシアが見られるのはジャングル。個人で行ける場所ではないため、ツアーに参加します。参加費用は70リンギット(約1,900円)。キャメロンハイランドから車で1時間走ったところから、ジャングルトレッキングをしてラフレシアが咲いている所まで向かいます。その道のりはかなりのぬかるみで、泥まみれになりながら険しいジャングルの道を、山を越え、谷を越え、川を越え、丸太を越え、かれこれ3時間…。とうとうラフレシアの花に遭遇しました!
実物のラフレシアって実際のところどんな感じ?
やはり、デカイ!!直径は1mくらいで、重さは7kgにもなるんだそう。ガイドさんの話では、この周辺ではもっと大きいものも咲くそうです。たった5日間しか咲かないラフレシアに、このジャングルの中で出会えたことに感動でいっぱい!しかもここまで近づけるベストポジションに咲いてくれて、憧れの2ショットが実現しました♪
花の中央はつぼ状になっていて、トゲトゲの突起物があります。この花にまつわる噂があるのですが、それは「ラフレシアはぼっとん便所のにおいがする」というもの。花粉を運ぶのがミツバチではなく異臭好きのハエであるため、強烈な臭いにおいを放ってハエを誘うのだとか。恐る恐る顔を近づけてクンクンしてみましたが、うーん、そうでもない?土っぽい植物の香りしかしませんでした(良かった。笑)。話によると、開花から3日目くらいまでが見頃で、4日目以降からは黒ずんでにおいがきつくなるんだそう。
逆に珍しい?開花前のラフレシア
このつぼみは、まだ2カ月目で直径5cm。ここから開花まではあと10カ月くらいだそうです。
こちらはもう明日くらいには開花しそうなつぼみ。30cm以上あって、固くて花とは思えないしっかりとした弾力があります。ラフレシアは、マレー半島やインドネシアのジャングルにのみ生息していて、ブドウ科の植物に寄生して直接花を咲かせます。そのため根っこも、葉も、茎もないんです!ラフレシアが幻の花と言われる理由は開花期間が短いだけでなく、咲く季節が決まっておらず、つぼみからいつ開花するかの予想も難しいからなんです。また寄生するブドウ科の植物に限られているうえに、人間の手による栽培は出来ないそうです。そんな世界最大の花に奇跡的に会えて、本当にラッキーでした!
このラフレシアツアーには、原住民の村散策や吹き矢体験、滝での水浴び、植物園観光なども含まれていて、マレーシアの大自然をたっぷり堪能できます。開花予想が難しいとはいえ、ガイドさんはジャングル中のつぼみの状態を熟知しているので、何度か問い合わせていると咲く時期を教えてくれるそうですよ。
出会えるかどうかは運次第ですが、目の当たりにした感動はかなりのもの!興味のある方は、ぜひマレーシアのキャメロンハイランドに出掛けてみてくださいね♪
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