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ダナンから日帰り可能! 文化遺産に彩られたベトナムの古都フエをご紹介

ベトナム中部の街ダナンから見て北西に位置する古都フエは、かつて栄えた王朝の栄華の軌跡が感じ取れる美しい都市です。街のシンボルである世界遺産グエン王宮(フエ王宮)をはじめ数多くの文化遺産が残っています。ベトナムの歴史と情緒を凝縮したかのような街は、まさに「ベトナムの京都」と呼ぶにふさわしい場所なんですよ。また、宮廷料理の伝統がそのまま受け継がれた食文化は国内外から定評があり、その味や接客の質は国内でナンバーワンだとも言われています。小規模な街なので、ダナンからの日帰り観光ができちゃいますよ。

フォトジェニックなフエ王宮を散策

フエ王宮
フエ王宮
photo by Akane

周囲2.5kmの城壁とお堀に囲まれた、広大な敷地を誇る「フエ王宮」。長い歴史が刻んできた空気が漂う敷地内はどこを歩いてもフォトジェニックです! 往時に思いを馳せながら心ゆくまで散策を楽しみましょう。入場料は大人1人15万ドン、子供(7歳~12歳)は1人3万ドンです。ベトナム戦争においてその大半が破壊されましたが、現在はほぼ修復されています。王宮内では一日に午前と午後の2回宮廷雅楽が披露されているので、興味のある方は観賞してみるのも良いですね。チケットは入場料とは別で、1人20万ドンです。

フエ王宮(Hue Imperial City)
住所
Huế, Thua Thien Hue, Vietnam

フエ独特の食文化に舌鼓!

バイン・ベオ
バイン・ベオ
photo by Akane

宮廷料理にルーツを持つフエ料理は、独自のメニューがたくさんあります。たとえば、もちもちのライスペーパーに干し海老や細切りの豚肉などの小さい具材を乗せ、お手製ソースに漬けていただく「バイン・ベオ」(写真)、ライスヌードルに薄切りの牛肉とたくさんのハーブが添えられた「ブン・ボー・フエ」、もやしや人参、豚肉などの具材が入ったベトナム風お好み焼き「バイン・コアイ」などなど、その他にも盛りだくさん!米粉と野菜を多用したベトナム料理は、とってもヘルシーなうえ味付けも日本人好みなのできっと満足できますよ。

フエの市街地とその周辺の見どころ

カイ・ディン帝廟
カイ・ディン帝廟
photo by Akane

フエ王宮から川を挟んで反対側にある新市街の川沿いでは、毎日夕方から夜までナイト・マーケットが開催されています。夜風を感じながらお土産を購入したり、屋台でフエ料理を味わってみてはいかが?
また、広大な庭園と陵墓が美しく融合した「ミン・マン帝廟」や中国とフランスから強い影響を受けた建築様式が特徴の「カイ・ディン帝廟」(写真)、庭園と川に囲まれた景観が美しい「ティエン・ムー寺院」などなど…挙げるときりがないほど他にも見どころがいっぱいあります。
散策の合間に少し足を延ばしてビーチでゆっくりするのも良いですね。フエ市街から車で約30分の「トゥアン・アン・ビーチ」は、レストランなどの施設が整ったリゾート地なので一日中くつろげちゃいますよ。

カイ・ディン帝廟(Khai Dinh Tomb)
住所
Khải Định, Thủy Bằng, Hương Thủy, Thừa Thiên Huế 530000, Vietnam

ダナンからのアクセス方法

ベトナムのバス
ベトナムのバス
photo by Akane

フエとダナンは約100km離れており、車の場合片道約2時間、バスや鉄道などの交通機関の場合片道約2時間半~3時間で到着できるので、十分日帰りが可能です。タクシーを使えば楽ちんですが、節約したいなら鉄道で向かうことをおすすめします。海沿いを走るフエ~ダナン間の鉄道は一日に6本あり、深夜・早朝も運行しています。料金は車両タイプや発車時刻によって異なりますが、快適に過ごしたければ冷房付きのソフトシート車両を利用しましょう。
チケットはネットで予約するか、駅構内の売り場にて購入できます! ネット予約の場合、ベトナム鉄道ホームページでの支払いはベトナム国内発行のクレジットカードに限られるため、事前に全て予約・支払いを済ませたい場合は日本語対応のBAOLAUというサイトを利用してみてください。

小さい街ながら見どころがたくさんつまったフエ、今回の記事を参考に自分にあった滞在を楽しんでくださいね!

この記事は2018年7月26日に公開されたものを編集したものです。

 

※情報は記事公開日時点のものになります。

旅するフリーランスイラストレーター、デザイナー兼バリスタ。イギリスで英語とデザイン留学、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドでワーホリを体験し、現在海外ノマド生活中。ブログにて5年以上の海外生活や旅の中で培ってきた知識、英語、旅行、海外ノマド情報を発信中!