北イタリアの美食の祭典!アルバ名産の白トリュフ祭りをワイン片手に楽しもう!
北イタリアのピエモンテ州に位置する白トリュフの名産地アルバでは、毎年10月から11月の週末に「白トリュフ祭り」が開催されます。トリュフは世界の三大珍味に数えられますが、白トリュフはアルバ地方でこの時期にのみ収穫される最高級品。黒トリュフと違って人工栽培ができないため値段の差は10倍ほどもあり、100gが4万円以上で取り引きされることもあります。白トリュフは風味が落ちるのが早いため、新鮮で香り高いものを求めるなら収穫されて48時間以内に食べるのが良いとされています。白トリュフ祭りはそんな季節限定の味覚を楽しむためにヨーロッパ中から美食家が押し寄せる、食の一大イベントとなっています。
チケットは入場のみと試飲付きのものがあり、試飲付きのチケットを購入すると首に掛けられる袋と共にワイングラスが貰えます。会場は白トリュフブースをメインに、ピエモンテ州のワインやチーズ、生ハムなど様々のブースが軒を連ね、試食しながら好みのものを購入することができます。
白トリュフは香りが強いので、カバーがかけられて並んでいます。高価なもののため生の白トリュフを試食することはできませんが、気になったものを指差すとカバーを取って香りを嗅がせてくれます。日本人にはあまり馴染みのない白トリュフですが、その濃厚で芳醇な深みのある香りは感動もの!誰もが、一度嗅ぐとその華やかな香りに虜になってしまいます。
さすがに数万円もする白トリュフには手が出せない、という方もご心配なく。トリュフ製品を取り揃えたショップでは、トリュフオイルやトリュフ塩、トリュフチーズ、トリュフペースト、トリュフハチミツなど、お手頃な値段で白トリュフの香りを楽しめる商品が数多く並べられています。こちらは試食しながら購入できるので、自分の好みに合ったものを選んで、豊かな白トリュフの香りをお土産にすることができます。
ワインブースでは試飲チケットで2種類のワインが試飲すことができ、その他にもたくさんのワインが揃っています。イタリアの高級ワイン「バローロ」なども年代別に取り揃えられているので、会場に広がる白トリュフの香りをつまみに飲み比べしながら選ぶことができます。
他にもパスタの量り売り、ポルチーニ茸やマッシュルーム、ワインによく合う羊のチーズやバジルチーズ、洋菓子コーナーにはクッキーやパネトーネ、トリュフチョコレートなど、トリュフ目当てでなくても楽しめるブースがたくさんあります。
美食の祭典アルバの白トリュフ祭りには、新鮮な白トリュフだけでなく、様々なイタリアの味覚が勢ぞろいしています。美味しいお土産を探しに、時期を合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。
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