雄大な景色が魅力!! 北海道大雪山の入口「層雲峡」に行ってみよう!
大雪山国立公園の玄関口にあたる「層雲峡」は約3万年前の大雪山の噴火により形成された大規模な峡谷です。一見、木の幹のようにも見える柱状節理の岩肌が壮観な景色を造り上げています。
名前の由来はアイヌ語で“滝の多い川”を意味する「ソウンペッ」をもとに明治時代の文人、大町桂月が名付けたと言われてます。
季節ごとに楽しめる層雲峡
長い年月をかけてできた景色が見ごたえのある層雲峡は、標高1,984mの「黒岳」へと続くロープウェイがあり、季節ごとにさまざまな楽しみ方があります。
春から夏の層雲峡
春から夏にかけては登山がおすすめです。5合目まではロープウェイを使い、そこからリフトに乗り換えて7合目まで。7合目から山頂までは歩いて約1時間、高山植物やエゾシマリスなど北海道ならではの豊かな自然風景を目にできます。夏は朝6時からロープウェイが運行しているので、より澄んだ空気を味わってみてはいかがですか?
秋の層雲峡
層雲峡が一年で最も美しいのは、なんと言っても紅葉です。日本で一番早く紅葉が見られる場所として知られていて、ロープウェイからは赤や黄色など鮮やかに彩られた山々が楽しめます。
山頂は9月から紅葉が始まり徐々に麓に下りてきて、例年10月上旬には層雲峡温泉街で楽しめます。層雲峡では比較的長い間、紅葉が楽しめます。
冬の層雲峡
冬はスキーやスノーシューを楽しめ、シーズンは11月初旬から5月中旬と長いのが魅力です。黒岳の7合目の斜面にあるスキー場は雪質もよく、見事な景観と共に滑られると人気があります。このほか、朝の早い時間帯ではロープウェイから一面に広がる樹氷を見られることもあります。
- 電話番号
- 01658-5-3031
紅葉に染まる温泉街「層雲峡温泉」
層雲峡では景色やアクティビティだけでなく、温泉も楽しめます。「層雲峡温泉」の温泉街にはたくさんの宿泊施設、温泉施設があり、登山やスキーなどを楽しんだ後にゆっくり体を癒やせます。
また、層雲峡温泉街の東側には、往復約1時間で層雲峡の景色を楽しめる紅葉谷の散策路があるのでぜひ、行ってみてください。
冬の一大イベント「氷瀑まつり」
層雲峡の冬の一大イベントが「氷瀑まつり」です。毎年1月下旬から3月中旬まで開催しています。会場は温泉街の近くの石狩川河川敷で、巨大な氷の彫刻が並び、氷の滑り台やアイスクライミングなども体験でき、子どもから大人まで楽しめます。
また夜はライトアップされ、日中とはひと味違った幻想的な氷の世界が広がります。「日本夜景遺産」にも登録された絶景を、ぜひ楽しんでください。
- 電話番号
- 01658-5-3350(層雲峡観光協会)
四季折々の美しい景色が魅力の層雲峡。それぞれの季節を楽しみに、何度でも訪れたい場所ですね。
この記事は2018年12月18日に公開されたものを編集したものです。
北海道上川郡上川町様よりコメントをいただきました!
大雪山国立公園最大の拠点である層雲峡温泉は、断崖絶壁が24km続く峡谷の中ほどにあり、ホテルや民宿が建ち並び温泉街をつくっています。登山者のいで湯として利用されていたこの温泉も、今では年間200万人もの観光客が訪れます。みなさまも、ぜひお越しください。
HP:北海道上川町
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