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カナダの首都オタワのおすすめ観光地13選!! 気候や時差、世界遺産のスケートリンクやチューリップ・フェスティバルもご紹介

カナダ オタワ 国会議事堂
カナダ オタワ 国会議事堂

カナダの首都「オタワ(Ottawa)」には、国会議事堂などの歴史的建物や世界遺産であるリドー運河などの観光スポットのほか、ウィンタールードやカナディアン・チューリップ・フェスティバルなどのイベントが有名です。また、市民の台所「バイワード・マーケット」やさまざまな博物館・美術館がめじろ押しです。この記事では、オタワの基本情報とその魅力をご紹介します。

オタワってどんな都市?

カナディアンチューリップ・フェスティバル
カナディアンチューリップ・フェスティバルの時期

カナダの首都「オタワ(Ottawa)」は、オンタリオ州にありモントリオールやトロント、バンクーバーなどと並んでカナダの主要都市の一つとなっています。まずは、そのオタワの概要についてご紹介します。

人口は?

約87万人で、トロント、モントリオール、カリガリーに次いで、カナダでは4番目の多さです。

言語は?

市民の約6割が英語を話し、次いでフランス語です。ほかにも中国語、アラビア語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語などを母国語とする人がいます。

時差は?

オタワと日本との時差は14時間です。3月中旬から11月初旬にかけては、サマータイムが導入されるため日本との時差は13時間です。カナダは6つのタームゾーンに分かれているので、国内においても時差が発生します。

気候は?

北海道の稚内とほぼ同じ緯度に位置するため冬の寒さが厳しく、期間も11月から4月上旬頃までと長く続くのが特徴です。冬の気温は1・2月は-15度くらいまで下がり、場合によっては-30度前後まで下がることもあります。5月になると次第に暖かくなり、観光にはぴったりのシーズンを迎えます。夏は涼しく過ごしやすい日が多く続きますが、年によっては30度を超えることもあります。そして9月になると次第に気温が下がり始め、やがて寒い冬へと季節が移り変わっていきます。

オタワ(Ottawa)

それでは、ここからはオタワの観光地をご紹介します。ぜひ、オタワ観光の参考にしてくださいね。

オタワのシンボル 国会議事堂

国会議事堂
国会議事堂

「国会議事堂(Parliament Hill)」は、1859年から7年の歳月を費やし完成したオタワのシンボル的建築物です。ネオゴシック様式の6階建ての建物で中央塔を真ん中にして右側に上院、左側に下院の議場、そして裏側に図書館を有します。しかし、1916年の火災で図書館を除くすべての部分が焼失。そのため、現在の建物は1922年に再建されたものです。部屋の数は490。中央部のタワーには53個の鐘があり、15分ごとに美しい鐘の音を街中に響かせます。

国会議事堂 衛兵交代
国会議事堂 衛兵交代

この国会議事堂で見逃せないのが、朝におこなわれる衛兵交代のセレモニーと夜のイルミネーションです。衛兵交代は6月下旬から8月の下旬にかけての人気イベント。朝10時から行われ、黒い長帽子と真っ赤な制服を身につけた兵隊たちが行進する姿は圧巻です。また、7月上旬から9月上旬までと12月から1月の夜に行われる「Sound and light show on Parliament Hill」と題したイルミネーションショーでは、国会議事堂にプロジェクションマップを投影します。

国会議事堂(Parliament Hill)
住所
Parliament of Canada Ottawa, Ontario K1A 0A9

オタワといえば、リドー運河

リドー運河
リドー運河

「リドー運河(Rideau Canal)」は、1832年アメリカへの物資の補給路として造られた運河です。2007年には世界遺産に登録されました。オタワからキングストンまで続く全長約202kmの運河には24カ所もの水門があり、夏にはシャトーローリエホテル近くの橋の上で、手動で水門を開け閉めする様子が見られます。

リドー運河 冬 スケートリンク
リドー運河 冬 スケートリンク

現在では、観光船の往来やレジャーボートの水路などに活用されています。また、冬にはイベントも楽しめる、全長約8kmにもおよぶ世界最長の天然のスケートリンクに変身します。

リドー運河(Rideau Canal)

最も歴史のある教会ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂 内部
ノートルダム大聖堂 内部

「ノートルダム大聖堂(Notre-Dame Cathedral Basilica)」は、1841年から1885年にかけて造られた、オタワで最も歴史のある教会です。立派な外観の教会内に足を踏み入れると、ヨーロッパの教会にあるような美しいステンドグラスや、星空をモチーフにした天井、見事な彫刻品などたくさんの装飾品が見られます。建物内の見学はミサの時間以外は可能なのでぜひ、足を運んでみてください。

ノートルダム大聖堂(Notre-Dame Cathedral Basilica)
住所
56 Guigues Ave, Ottawa, K1N 5H5

オタワ市民の台所 バイワード・マーケット

バイワード・マーケット
バイワード・マーケット

「バイワード・マーケット(ByWard Market)」は、1840年代から続くオタワの市場でオタワ市民の台所として多くの地元民が利用しています。ここでは、新鮮な野菜や果物などを売る店や色鮮やかな花を販売する屋台など多くの店が軒を連ねています。そのほか、工芸品やアクセサリーなどの雑貨類も充実しています。カナダの名産であるメープルシロップも手に入るので、多くの観光客が訪れます。

バイワード・マーケット(ByWard Market)

カナダの記念コインならここ!! ロイヤル・カナディアン・ミント

ロイヤル・カナディアン・ミント
ロイヤル・カナディアン・ミント

「ロイヤル・カナディアン・ミント(Royal Canadian Mint)」は、1908年にロンドン造幣局の支局としてオタワに建てられました。現在では、主に純度99.99%で知られるメープルリーフ金貨などの記念コインを製造しています。また、建物内のショップではこれらの記念コインなどカナダ土産にぴったりなものを買えるほか、カナダのお金などについて知ることができる館内ガイドツアー(有料)も行われています。

ロイヤル・カナディアン・ミント(Royal Canadian Mint)
住所
320 Sussex Drive Ottawa, Ontario K1A 0G8

地元の人たちの憩いの場 リドー・ホール

リドー・ホール
リドー・ホール

「リドー・ホール(Rideau Hall)」は、1838年に建てられたイギリスのエリザベス女王の代理人であるカナダ提督が住居とする建物です。広々とした邸内にはたくさんのメープルの木があり、それらの豊かな緑に囲まれながら散歩を楽しむ多くの地元の人たちを見かけます。無料で解放されており、観光客でも自由に入場ができ期間限定の無料ガイドツアーも行われています。春を迎えるとこれらのメープルの木からのシロップが採取されたり、夏には衛兵交代式がおこなわれます。冬には、屋外スケートも楽しめます。

リドー・ホール(Rideau Hall)
住所
1 Sussex Dr, Ottawa, ON K1A 0A1

貴重な展示物が見られる ローリエ・ハウス

ローリエ・ハウス
ローリエ・ハウス

「ローリエ・ハウス(Laurier House National Historic Site)」は、かつてカナダの2人の首相であったウィルフリッド・ローリエとウィリアム・リヨン・マッケンジー・キングが暮らす邸宅でした。そして現在では、一般市民や観光客も見学できる博物館となり館内には当時の様子を偲ばせる貴重な展示物が並びます。

ローリエ・ハウス(Laurier House National Historic Site)
住所
335 Laurier Ave E, Ottawa, ON K1N 6R4

オタワの博物館、美術館に行ってみよう!

オタワには、歴史的な資料や巨匠たちの作品を展示する博物館や美術館があります。

カナダ国立自然博物館(Canadian Museum of Nature)

1916年には上院下院が置かれていた歴史的建物で、自然や科学の歴史について学べる博物館です。館内では、さまざまな動物や昆虫のほか恐竜の骨やレプリカ、化石、鉱石などが展示されています。

カナダ国立美術館(National Gallery of Canada)

1880年にオープンした絵画や彫刻などを展示する美術館です。カナダ人芸術家による作品をはじめ、中世イタリアの宗教画や、ゴッホやセザンヌなどの現代美術の巨匠による作品を鑑賞できます。

カナダ歴史博物館(Canadian Museum of History)

カナダの歴史や先住民について学べる博物館です。館内では、トーテムポールやカナダの先住民のイヌイットによる彫刻や絵画を鑑賞できます。建物の造りも独特でカナダの地形を模した、ダイナミックな外観は一見の価値があります。

カナダ戦争博物館・カナダ航空博物館

広い館内に戦車など50万点以上の展示品がある「カナダ戦争博物館(Canadian War Museum)」や、かつて大空を飛行した120機にもおよぶ戦闘機などの飛行機が展示される「カナダ航空博物館(Canada Aviation and Space Museum)」も見逃せませんよ。

年に一度のチューリップ・フェスティバル

カナディアン・チューリップ・フェスティバル
カナディアン・チューリップ・フェスティバル

「カナディアン・チューリップ・フェスティバル(Canadian Tulip Festival)」は、5月にオタワで行われる世界最大級のチューリップ・フェスティバルです。コミッショナーズパークの約30万株をはじめとする市内4カ所の会場とオタワの各所、合わせて100万株以上のチューリップが咲き誇ります。毎年、期間中には60万人以上の人が訪れます。多くのアーティストが参加したり数々のアトラクションが用意され、5月はオタワが最も盛り上がる季節です。

<2020年>
5月8日(金)〜予定

日本からオタワへの行き方は?

飛行機(イメージ)
飛行機(イメージ)

日本─オタワ間の直行便がないので、エアカナダやデルタ航空を利用してカナダやアメリカの各都市を経由し、そこから飛行機や鉄道・高速バスなどを利用します。カナダ国内を経由する場合、トロントからは所要時間約1時間、バンクーバーからは約4時間30分です。アメリカ国内を経由する場合、デトロイトからは約1時間30分、シカゴからは約2時間です。
鉄道を利用する場合は、モントリオールからは約2時間、トロントからは約4時間です。そのほか、トロントやモントリオールからの長距離バスも利用できます。トロントからは最速で約5時間、モントリオールからは約2時間30分です。

いかがでしたか。オタワには国会議事堂やノートルダム大聖堂などの歴史的建造物や世界遺産リドー運河、街中が盛り上がるチューリップ・フェスティバルなどの楽しみがいっぱい。ぜひ、オタワに行ってみてくださいね。

※情報は記事公開日時点のものになります。