• 南まい
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長い首は美しさの象徴!ミャンマーで出会った首長族にキリンのバルーンをプレゼントしてみたら…?!

ミャンマー首長族

首が長く人間離れした姿の女性たちを、テレビや本などで見たことがありませんか?「首長族」として有名な彼女たちは、金属製のリングを巻き首を伸ばす習慣のあるカレン族。アメリカの研究者は、首の長い女性のことを 「ジラフウーマン」と言うそうで、これを直訳すると「キリン女」。

民族フェチの私は、どうしても会ってバルーンアートで作ったキリンをプレゼントしたい!と思い立ったのでした。

ミャンマー首長族

カレン族は数か所で村を作っていて、ミャンマーもしくはタイの北部の村に暮らしています。現在は民族の収入を観光に頼っている為、ある程度村が観光地化されていて、比較的会いに行くのは簡単です。
私はミャンマー北部のインレー湖付近でご対面することになりました!

会うことができたのは4名で、おばあちゃんがふたりと、まだ13歳だというあどけない少女ふたり。やはりおばあちゃんの方が首が圧倒的に長く、これぞ首長族!という風貌です。

この民族の女性みんなが首を長くするわけではなく、選ばれた子だけが5歳くらいから真鍮のリングを首に巻き、最高32本まで巻きつけるとされています。彼女たちにとって首が長いことは美しさの象徴で、首を指さして「グッドグッド!」とジェスチャーしてみると、嬉しそうにニコッと微笑んでくれます。

ミャンマー首長族

リング自体は1本で5キロくらいありますが、実際には首が伸びているわけではなくその重みで鎖骨や肩が変形して首が長く見えているようです。

肩が凝りそう… と健康が心配になりますが、美的価値観や、富や地位の象徴としての装飾品なので、どこの世界でも女性は美しくなるために努力を惜しまないのかもしれません。

ミャンマー首長族

それでは、今回の目的であるバルーンアートのキリンをプレゼントしてみます!

これで機嫌が悪くなったらどうしよう…と若干不安を感じ、ドキドキしながら首が長めのキリンを目の前で作って「ジラフ!」と渡してみます。

ミャンマー首長族

すると、みんなで大笑いしながら、大喜びで受け取ってくれました!

言葉が通じないので何と言っていたかは分かりませんが、「これ、私たちだよね!すごーい!」と言い合うように、嬉しそうにキリンを抱いています。
反応が良くてほっと一安心!
首長族さんにキリンをプレゼントするという夢が叶いました♪

ミャンマー首長族

初めは固い表情で営業スマイルだった彼女たちは、最後には友達のような朗らかな笑顔で、バイバイ!と私を見送ってくれました。

言葉の通じない人々、とうてい分かり合えそうもない民族、そんな人たちだって人は人。心が通じて一緒に笑い合えれば、みんな同じ人間なんだなと思えた瞬間でした!

※情報は記事公開日時点のものになります。

510日間100ヶ所以上の世界遺産を周って世界一周しました! 女ひとり旅本「独女世界放浪記」(ポプラ社)を出版後、 NHK BS1「エルムンド」海外レポーターとして約70日間の世界二周目も達成! 現在は添乗員として月の半分以上を海外で過ごしています。訪問国数80カ国以上。